ピアノサークルわれもこう
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ゲゲッ!『エリーゼのために』のオリジナルって・・・

sakkyokuka.jpg


今日の管理人の小ネタ話は、
ピアノを弾いたことのある皆様もそうでない方もよくご存知の
ベートーヴェンの傑作『エリーゼのために』について。

管理人は先日、友人Hさんに誘われて某サロン主催の講演に参加してきました。
大変おもしろく興味深い話がテンコモリの会でして、
2時間たっぷり堪能し、そして考えさせられた一日でした。

『エリーゼのために』のミレミレミシレドラ~♪ではじまるあの有名なメロディ。
世の中にはですね、「レ」からはじまるエリーゼのためにの楽譜があるらしいですよ。
アシュケナージが録音してるらしいです。(;^_^)
いったいどこの版を使ってるんでしょ・・・てことはおいといて本題にいきましょう。


会場には100年以上まえのビンテージ・ピアノがごろごろありまして
こわくて値段が聞けない名器ばかりがありました。
お題のベートヴェンにちなみ、参加者から3名が選ばれて
好きなピアノでエリーゼのためにを弾くことになりましたんです。
トップバッターは友人Hさんが、100年前のベヒシュタインで大変美しい演奏を披露されました。
二番目は、ピアニストとおぼしき女性が指名され100年ほど前のプレイエルで
素晴らしい演奏を披露されました。
三番目はなんといきなりアタクシめが指名され・・・
あわあわとなりながらも大変めずらしいブリュットナーのフル・コンサートグランドを使い
なんとかヨタヨタと弾ききりました。<いきなり言われたって弾けねっつの

3人3様のエリーゼのためにが終わったあと
ベートーヴェン直筆による楽譜コピーを見せていただきました。
そして大変大きなショックを受けた次第でございます。
なにがというと

          「ベト様は字が汚い」


そして
オリジナル楽譜には、エリーゼのためになんつー

   タイトルはどこにも書いとらん!!

ということに驚きをかくせませんでした。
タイトルどころか楽譜の細部も全然ちがうのであります。
私たちが使う楽譜には最初にpoco motoと書いてあり、速度指示はちと早め。
ところが、オリジナル楽譜にはそんなこと書いてない・・・。
ていうか、オリジナルの楽譜の上部に

           molto grazioso

と殴り書きしてあるだけなんです。
タイトルは書いてないし、molto graziosoだったら全然解釈違ってくるじゃん?と。
『エリーゼのために』というタイトルがついたのは、いろいろといきさつがあったようですが
本人がつけたものではないそうです。
とすると、もしかしたら恋人を思って書いた曲なんかじゃないかもしれないわけですよ。
天気が悪くて散歩にいかれず、いらいらして書いた曲かもしれないわけですよ。
借金が多くてどうしよう・・・っていうビンボー鬱から書かれた曲かもしれないし。
「失くした小銭」が見つかるまでの心の葛藤を書いた曲かもしれません。
出したくても出ない便秘の悲哀を主張した曲かもしれ・・・

と次々にくだらない妄想が頭をよぎり始めたころ
プレゼンテーターの先生が、「初版の楽譜」を使ってエリーゼのためにを
演奏してくださいました。す・る・と・・・・


    ぬぉぉぉぉ!!!全然違うッ!!(@д@)

ベートーヴェンが作曲したオリジナルなるのエリーゼのためにというのは
私たちが知っているイメージよりもはるかに美しく、ロマン派の香りがホワワと漂うほどなのです。
現代の楽譜にはない休止符や装飾音符があったり、短いカデンツァを思わせるような
フレーズが入っているのです。
まさにmolto graziosoという指示がぴったり♪
ベヒシュタインで演奏中、ソフト・ペダルをずっと踏まれていました。
霞がかかったような温かく柔らかいとても繊細な曲だったんです。

あたくしは驚き、大きなショックを受けました。
なんでこれほどまでにオリジナルから変化したものが広まってしもうたのか。
いろいろと理由はあるようですが、書くのが面倒くさいので省きます。
簡単に言えば、長い時を経る間にあらゆる人によって手が加えられたということらしいです。
ほんじゃ、われわれはウソもの弾いてるわけかい・・・と
正直かなり複雑な気持ちに・・・。

プレゼンテーターの先生は、オリジナルもしくは初稿をしらべる努力を常にしなければならないとおっしゃっていました。
どの曲がどれほど手を加えられているのか、オリジナルを調べることが難しい場合は
いろいろな版をそろえて比較検討することが真実(オリジナル)に近づく方法ですね、
ということでした。
そりゃーそうだろうよと管理人は思ったわけです。
エリーゼのためにでこれだけオリジナルと違ってるなら
他の曲は一体どーなってんのか想像すると恐ろしくなります・・・。
ケンプやブレンデルなど名だたる巨匠達は、すべてオリジナル&初版楽譜をチェックした上で
録音にのぞんでいるそうです。さすがですね。
彼らのCDを聴きながら、ヘンレ版やウィーン原典版など、あたりまえに
「原典版」といわれている楽譜をみながら、なにか違いが見つかるか調べてみようかと・・・。


最後に

 「楽譜は作曲者からの手紙と同じです。
  一音一音がアルファベットと同じです。
  作曲者の気持ちを想い、時代を想い、背景を想い、
  大切にそれぞれの曲に向き合っていただきたい。」

というステキなメッセージを頂いて会は無事おひらきとなりました。
ベートーヴェンはコーヒー好きとか、ヨーグルト好きだったとか
いろいろとおもしろい話題がテンコモリの会で、人間・ベートーヴェンを感じることができ
そしていろいろと考えさせられた有意義な一日でした。

口なおしに。
オリジナルに手を加える、変えてしまうというなら徹底的にアレンジして遊ぶのも
現代の楽しみのひとつですよね。
これくらいアレンジしちゃうと、気持ちいいくらいかっこいいわなという演奏をご紹介します。
同門下でお世話になっている松本あすかさんの

        「エリーゼのために・あっちゃんノリノリ編曲バージョン」
 

です。
彼女は今年メジャー・デビューすることになりました。
ステキなCDができたそうです。そのうち発売されますので
どうぞ応援してあげてください。






waremoko 管理人
nino♪


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  1. 2008/02/19(火) 02:50:58|
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  3. トラックバック(-)|
  4. コメント:2

コメント

かっこえぇ~~ーーーーーーー

あっちゃん、かこいい~~~~
クラシック弾けるピアニストは沢山いるけど、
こうやって独自のアレンジで自己表現できるアーティストっていいですね。うらやましいわ。かっこいい。
  1. 2008/02/20(水) 06:51:15 |
  2. URL |
  3. ともみ #S17zer0U
  4. [ 編集]

ベトさまのテーマ

Hこと、ひらめ小僧です。
あれから、青木やよいさんのベト様に関する本など読んでおりました。
で、最終的に
「ベト様は、モテた」
という結論に。スキャンダラスな話題も(本にも書かれているくらいだから、あまり秘密でもなさそう)含めて、彼の一生のテーマは、「愛」だと悟りました。
「愛」ってすごいです。人をこうまで動かすものは、やはり「愛」です。字にしてしまうとなんだかイメージが違うかな?あの時代を考慮すると、ものすごく大きな原動力です。
実はあったかくて、かわいい人だったんじゃないかな?今の私のベト様像です。
  1. 2008/03/04(火) 15:47:14 |
  2. URL |
  3. ひらめ小僧 #Ila./eNc
  4. [ 編集]

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